子宮が未成熟であることが原因の生理痛

子宮が未成熟であることが原因の生理痛

生理の経血は子宮頸部を通って排出されます。10代のころは、まだ子宮が未成熟です。ですから、子宮頸部が細かったり長すぎたり、硬かったりします。細くて硬いところから経血を出そうと思うと、大変ですよね。その痛みが生理痛なのです。妊娠・出産したあとは生理痛が軽くなるといわれているのは、出産によって子宮頸部が引っ張られ、やわらかくなるからなのです。子宮が未成熟な10代のうちは、生理痛に悩まされることが多いようです。

しかし、この子宮の未成熟、年齢だけの問題ではないようです。大きく影響があるのが、生活習慣や食生活の乱れです。最近は以前に比べて初潮年齢が早まっています。食生活が豊かになり、栄養を豊富に取ることができるようになったということも考えられますが、研究によると、生活習慣の乱れが大きいほど初潮年齢も早くなるというのです。この原因には、性腺刺激ホルモンとメラトニンが関係しているといわれいます。メラトニンというのは催眠ホルモンで、メラトニンが分泌されることで眠くなります。それ以外にも、抗酸化作用があるホルモンでもあり、エストロゲンを作り過ぎないようにコントロールする働きもあるようです。そして、性腺刺激ホルモンを抑制する働きもあるといいます。このメラトニンは1日のうちでは夕方から夜など、暗くなると分泌されて、昼間の明るいときには分泌されないようになっています。一生のうちでいうと、1歳から5歳の時期に一番分泌量が多いといわれていて、メラトニンシャワーともいわれているそうです。5歳をすぎ、メラトニンの分泌が減ってくると、性腺刺激ホルモンの分泌を妨げるものが減少するということで、思春期に向けて性的にも徐々に成長していくのです。しかし、電気をつけて夜遅くまでおきていたり、テレビばかり見ていると、テレビの光の刺激にさらされてしまい、明るいと分泌されないメラトニンは、必要な時期に十分分泌されないという子が増えているようです。そうすると、性腺刺激ホルモンが分泌されてしまうことになり、性的早熟、早期思春期を引き起こす原因となるのです。

また食生活の乱れも原因となっているようです。和食よりも洋食を好んで食べる子どもが増え、肉や乳製品などを多くとる食生活。それに加え、添加物の常食。それによって、エストロゲンの過剰状態を作り上げているのです。食生活でホルモンバランスを崩してしまい、性的早熟を早めてしまうのです。最近では、小学校低学年で生理が始まる子もいるようです。精神的にも身体的にもまだしっかりと成長できていないのに、性的に成熟してしまい、生理が始まる。そして、未成熟な子宮は生理痛を引き起こす。これはとてもつらいことです。気持ちの準備もできていないので、不安や嫌悪感でいっぱいになってしまうかもしれません。大切な子どものためにも、生活習慣や食生活をしっかり整えてあげたいですね。