生理前のつらい症状、月経前症候群

生理前のつらい症状、月経前症候群

生理になると生理痛があったり、憂鬱だったりする人が多いと思いますが、中には生理前になると不快な症状が決まって現れるという人もいて、日常生活に支障が出てしまうこともあります。それを月経前症候群といいます。症状があっても、月経困難症と同じように、日常生活に支障がない程度のものは、月経前症候群とは診断されない場合もあるようです。ほとんどの場合、生理が始まると症状が軽くなったりなくなったりするようですが、下腹部の痛み、膨満感、肌トラブル、乳房の痛み、頭痛、めまい、肩こり、むくみなど、体に現れる症状のほか、イライラ、眠気、情緒不安定、注意力低下、睡眠障害、憂鬱感など、精神的な症状が出る場合もあるようです。多くが生理の1週間くらい前から症状が現れ始めるようですが、それも人によってさまざまで、2から3日前から出る人もいれば、2週間前から現れるという人もいます。

そんな月経前症候群のなかでも、精神的な症状が悪化し、日常生活に支障が出てしまう症状を月経前不快気分障害といいます。うつだったり、気力の減退、絶望感、涙が止まらないなどという人や、イライラ、怒りっぽくなる、攻撃的になるなどというひともいて、気持ちをうまくコントロールできなくなってしまいます。この感情を周囲に爆発させてしまうことで、人間関係や仕事にも支障が出てしまう場合が考えられます。月経前症候群や月経前不快気分障害の原因というのは、実ははっきりとは解明されていないようです。生理前に増加する黄体ホルモンが影響しているという説や、もうひとつの女性ホルモンである卵胞ホルモンが原因であるという説もあります。日本では認知度が低い症状なので、ひとりで悩んでいる人もいるかもしれません。一人で悩まず、まずは、医師に相談してみましょう。月経前症候群や月経前不快気分障害でイライラしてしまったり、うつになってしまうのは、誰が悪いというわけではないのです。つらさを少しでも解消するために、医師に相談し、自分に合った治療を行ないましょう。