漢方から考える生理痛の痛みのタイプ

漢方から考える生理痛の痛みのタイプ

「漢方(古代から近世までに、大陸から断続的に伝来する経験医学を独自に体系化した、日本固有の医学)」から考える痛みの概念である「不栄則痛(栄えざれば、すなわち痛し)」は、特に身体を構成している物質を「陰(陽と相対する事物属性を示す概念であり、中医学では、斂・降・収・蔵・暗・静・寒・濁・形・質などの事物の属性を包括し、場合によっては特定の意味を有する)」や「陰血(血は陰に属するので、陰血と呼ばれる)」と呼んで、あるべきものが枯れるために痛みが怒るという考え方になります。この「陰血」を、栄によって補うことによって、痛みを取り去るというわけです。これは漢方において、血が巡ると風は収まる、血を養い巡らせると移動する痛みを消失させることが出来るという生体観に通じる考えと方法になります。生理痛の場合、不通則痛を「滞りがある」、不栄則痛は「不足がある」と捉えて、漢方用語にすると、不通則痛を「実証」、不栄則痛を「虚証」ともしています。