生理痛に関する漢方の話

生理痛に関する漢方の話

生理痛を含めた痛みは、「漢方(古代から近世までに、大陸から断続的に伝来する経験医学を独自に体系化した、日本固有の医学)」の考え方において、その原因として「不通則痛」、「不栄則痛」の2つが存在しています。不通則痛の場合、気滞であれば気を巡らせて、血の滞りであれば血を巡らせて、水の滞りであれば利水や去痰(きょたん)の方法をとることになります。特殊な方法としてはまた、「通絡止痛(つうらくしつう)」というものがあって、頑固な痛みには、保険外生薬を用いて治療することになります。さらに漢方には、「附子(ぶし)」と呼ばれる、温めて痛みをとる健康保険適応の薬があります。しかしながらも、これは副作用があるので、気をつけて用いる必要があるのです。生理痛のタイプの1つめは不通則痛で、2つめが不栄則痛になります。不栄則痛は、血液やエネルギーの不足によって、栄養分がすみずみまで行き渡らない状態のことを指します。栄えざれば、すなわち痛しと書いて、不栄則痛となり、生理痛においては痛みのタイプをこのように分けて考えているのです。