生理痛に使われる市販薬(痛み止め)の成分2

生理痛に使われる市販薬(痛み止め)の成分2

「イソプロピルアンチピリン(ピラゾロン骨格を有する化合物でいわゆるピリン系の解熱鎮痛消炎薬)」は、高い熱に特に効果があり、同じピリン系であるアミノピリンより、ピリン疹の発現は少ないという報告が挙がっています。しかしながらも、ピリン系のアレルギーがある人の場合、服用は好ましくありません。イソプロピルアンチピリンは、サリチル酸誘導体と同様にプロスタグランジンであるPG合成阻害に基づいていますが、より中枢性に働き、比較的強い解熱作用、鎮痛作用が発現すると考えられています。イソプロピルアンチピリンによる解熱鎮痛効果は、同様のピリン系である「アミノピリン(白色、可溶性の粉末であり、ピリン剤の1種であるが、発癌性があるため、内服では使われなくなった解熱・鎮痛剤)」とほぼ等しいと考えられていますが、単品としての特色は少なく、他の系統の解熱鎮痛薬と配合して、相加的な効果が期待されています。ちなみに、アミノピリンは、1884年にドイツで創製され、バイエル社より発売されました。