月経前症候群(PMS)とは何か?

月経前症候群(PMS)とは何か?

生理痛は実は、生理時にのみ起こるものではありません。それが、PMSです。PMSは、「月経前緊張症」や「月経前症候群」とも呼ばれています。月経前に当たる高温期、およそ3~10日の黄体期と呼ばれている期間において、様々な精神的・身体的な症状が発現することを言います。生理になると、徐々にその症状が消失していくとされています。具体的には、苛々、のぼせ、下腹部の張り、下腹部の痛み、腰痛、頭重感、怒りっぽい、頭痛、乳房の痛み、落ち着かない、憂鬱などになり、人によって症状は異なります。昔は、40歳から更年期にかけての人に多く認められると考えていましたが、女性のライフスタイルの変化に伴って、前述した症状を訴える年齢層が徐々に広がっていったのです。月経前緊張症と同じくして、月経に関係する病気に当たる月経困難症と比べると、精神的な症状や乳房に現れる症状が多いことが特徴です。原因は実は、現在までに明確になっていません。卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスの崩れという説や、精神的な葛藤によって起きるという説、社会的不安の説などが挙げられています。