生理痛(月経)への対処方法5

生理痛(月経)への対処方法5

月経時の出血における対処方法として、ナプキンやタンポン、月経カップなどが挙げられます。この中でも特に、タンポンについては以前、問題が生じていました。1970年代において、「毒素性ショック症候群(トキシックショック症候群)」が発生しました。毒素性ショック症候群は、「黄色ブドウ球菌(人間や動物の皮膚・消化管腸常在菌であるブドウ球菌の1つ)」が産生するTSST―1という毒素による症候群になります。このTSST―1は、スーパー抗原として働きます。症状としては具体的に、発疹・下痢・嘔吐・血圧低下(ショック)・播種性血管内凝固・多臓器不全などが挙げられており、致命的な疾患でもあります。この毒素性ショック症候群によって、アメリカで死亡事故が相次いだそうです。この問題は、充分に消毒がなされなかったタンポンを、長時間に渡って挿入していたことが原因となり、膣内において黄色ブドウ球菌が繁殖したことにより起こりました。現在であっても、タンポンの使用説明書には、長時間の使用をしないようにとの記述が含まれているのは、そのためです。