月経(生理)に際した帯下とは?3

月経(生理)に際した帯下とは?3

帯下(たいげ)はまた、甘酸っぱい臭いがすることがあります。この臭気の基は、膣内に常在している「乳酸菌(糖類を分解して乳酸を作る働きをする細菌の総称)」の働きなどによるものだと考えられており、強い刺激臭だと感じられなければ、正常の範囲内だと捉えて問題ないでしょう。病的だと思われる帯下には、いくつかの特徴が認められています。代表的なものとしては、「カンジダ性膣炎(カンジダという真菌が性器に感染して生じる感染症)」によるもので、これはチーズや酒粕に似ている白色凝乳のようなものであり、また「トリコモナス膣炎(原生生物のトリコモナスを原因とした哺乳類や鳥類の感染症の総称)」による灰白色泡沫状のものとが存在しています。細菌感染や腫瘍性疾患があると、膿性帯下になります。この場合、白色であっても、細菌感染によっては、悪臭を発するものがあるので注意が必要です。ホルモン産生卵巣腫瘍になると、透明の液状となった帯下が大量に出たりするので、普段から帯下の観察には充分に留意する必要があります。